技術認定制度とは
ダンスの競技活動を行っている方は、競技会への出場により、自分たちのレベルを知るとともに、次の競技会を目標にさらなる技術向上を図っています。
でも「競技活動は行ってないが、今のレベルを知り さらに 技術を伸ばして行きたい」と思っている方は大勢いらっしゃいます。生涯スポーツとして、人との交流が楽しみで、等々目的はさまざまでしょうが、正しく、美しく踊れることができればもっと楽しくなることでしょう。そんなダンス愛好家の方にピッタリな機会を提供してくれるものが技術認定制度です。
→ JDSF技術認定制度のご案内技術認定制度の特徴
- 受験にはJDSFの会員であることが必要です。
- パートナーがいない方も、1人で受験参加が可能です。
- ドレスや燕尾服は不要です。普段の練習着でOKです。
- 課題のステップは予め定められています。
- 技術認定会は「模範演技」「全体練習」「ペア1組、音楽に合わせての練習」の順で 「講習」があり、直後「審査」があります。受験者は1〜4名づつのヒートで演技します。
- グレードごとに、決まったベーシックを中心としたステップでしっかり技術を学べます。
- 終了後、各項目ごとの評価も明示されるため、 明確な目標とすることができます。
受験のメリット
- 基本的な要素を基準に、フットワーク、タイミング、ポイズ&ホールド、ムーブメント、リード、フォロー等々が身に付き、それが客観的に認定された資格として残ります。
- 客観的な審査の結果から改善点がわかり、今後の向上につながります。
- 技術認定会の合格者にはJDSFから認定証が付与されます。
- グレード1の合格者は指導員の実技試験が免除となります。
技術認定アマルガメーション
- グレード、種目とのアマルガメーションはあらかじめ定められており、模範演技を収録したDVDも発売されています。
- 技術認定講習会も頻繁に行われていますので、これに参加することをお勧めします。
アマルガメーションについて
それぞれのアマルガメーションの内容につきましては、下記からご覧いただけます。
受験級について
- 順に、グレード6、5、4、3、2、1の6階級があり、スタンダード部門とラテン部門の全12階級があります。
- 受験はグレード6がスタートで、途中からや飛び級はできません。
- さらに、これらを修了された方については、種目ごとのハイグレードコースが用意されています。
評価のポイント
審査の視点は「ポイズ&ポスチャー」「タイミング&音楽」「フィガー」「全体的印象」の 4項目に各3つの審査内容があり、全12区分で評価されます。
審査項目 | 審査内容 |
---|---|
ポイズ&ポスチャ | 背筋の伸び |
頭の位置と視線 | |
ホールドとポディポジション | |
タイミング&音楽 | スタート時のタイミング |
ベーシック・タイミング | |
音楽との一体感 | |
フィガー | アライメント又はダイレクション |
フットワーク | |
回転量 | |
全体的印象 | フロアーマナーなど受験態度 |
スウェイ、CBM、サイドリーディング、ポディームーブメント、リード&フォロー、その他技術的基本動作 | |
種目の特徴、音楽の理解、感情表現、その他芸術的要素 |
各区分の評価は5段階で行われます。
5:大変よく踊っている
4:よく踊っている
3:特に間違いも無く踊っている
2:時々間違いをおかして踊っている
1:ほとんど間違って踊っている
JDSF 技術認定DVDについて
JDSFでは、DSCJ3級からC級の選手が使用することを想定した標準アマルガメーションの普及DVDを作成し販売しています。技術向上の参考にお役立てください。