お知らせ

神奈川県ダンススポーツ連盟 会長就任のご挨拶 小野 智史

2019年6月16日

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               神奈川県ダンススポーツ連盟

                     会長 小野智史


 新会長に選出されました小野智史です。ダンスを取り巻く状況は厳しく、ダンス人口の高齢化と減少に歯止めがかかりません。こうした中で、神奈川県連盟はどのような活動をすればよいのでしょうか。「ダンス普及に王道なし」私は、10年余初心者の指導にあたってきました。ダンスが楽しいと思えるようになるには、三年は必要であるというのが、私の持論です。途中で挫折して止めないように丁寧に優しく粘り強く指導していくことが大事です。
といいますのも、私は、仕事が忙しい40歳後半からダンスを始め、サークルでの活動は、当初月に1~2回しか参加できず、劣等生だったからです。実は、私は、NHKで、30年アナウンサーをしていて、緊急呼び出しの対象になっていて、思うように練習に参加できなかったからです。しかし、緊張感のある仕事環境の中で、ダンスをしている時間は、心が休まるひと時でした。
 TBSで、キンタロー。が出演するダンス番組が始まり、相手を務めたのが、某アナウンサーでした。ある競技会で、彼らが隣に座り、TBSアナには負けるものかと意気込んだこともありました。さて、何故、キンタロー。のリーダーにアナウンサーが選ばれたのでしょうか。私なりに、分析しました。
第1に、アナウンサーは、胸を開き背筋がピンと伸びています。こうしないと声が、前に出ていかないからで、背筋が曲がったアナウンサーはいません。又、呼吸法も心得ています。
 第2に、人に見られることになれています。
 第3に、アナウンサーの基本は、「心は熱く、頭は冷静」。放送中に地震があっても、アナウンサーは、常に冷静でいなければなりません。緊迫感をもって、視聴者に呼びかけるとともに、今、どういう情報が必要なのか、瞬時に判断しなければなりません。
 ダンスでも同じですね、情熱的に踊ってはいるけれど、ぶつからないかなどの状況判断は、冷静でなければできません。
 第4に、指導者としてみると、アナウンサーは、言葉遣いの達人です。私は、同じ状況を説明するのに、3パターンぐらい用意しています。野球でいえば、直球とカーブ、更にシュートまで用意しておけば、完璧です。
 第5に、組織を運営していくためには、人の話をよく聞くことが大切です。アナウンサーはインタビュアーでもあります。相手から、如何に良い話を引き出すか。アナウンサーの素養が問われます。「組織は人です」ダンス連盟には、優れた人材が多くいます。その知識、経験、技術を引き出してこそ、その組織が、活性化します。
最後に、神奈川県連としてやらなければならないことは、山のようにあります。
(ジュニアの育成、40~50歳代の会員を増やしたい等)会員の皆さんの協力を得ながら一このれらの課題を乗り切っていきたいと思っています。どうぞ、宜しくお願い致します。